北スリガオ州のシアルガオ島に位置すし、4,800ヘクタール以上に広がるデル・カルメン マングローブ林は、フィリピン最大の連続したマングローブ林であり、国際的に重要なラムサール湿地にも指定されています。海岸保護、生物多様性保全、高潮対策、気候変動緩和に貢献しており、エコツアーやボートツアーでその自然美を体験できます。

この地域は、豊かな森林と多様な生態系で知られ、固有種や渡り鳥が数多く生息しています。特に、南スリガオ州のティヌヤン滝保護景観地域やビスリグのレイク77などでは、セレスティアルモナーク、フィリピンワシ、ミンダナオヒゲドリなどの希少種が観察できます。

このエコツーリズム・スポットには、独特な超塩基性土壌と環境条件によって形作られた、樹齢100年を超える盆栽のような木々が並び、静寂な自然の中で癒しを味わえます。

この14,000ヘクタールに及ぶ保護区は、複数の自治体にまたがり、豊かな生物多様性、複雑な淡水湿地のネットワーク、文化遺産で知られています。